読みたいと思う本は、今や7割ぐらいKindleで読めるようになった感じがする。
だがやはり時々、Kindle化されてない作品に出会うこともある。
渡辺浩弐先生の新作「吐田家のレシピ」がそうだ。
もともと渡辺先生の作品はほとんどKindleにない。この記事の執筆時点でも「中野ブロードウェイ脱出ゲーム」だけのようだ。
こどもの頃から氏の作品が大好きで、ファミ通で連載されていた「1999年のゲームキッズ」を読んで影響され、中学の頃は短編小説を書いてみたりしたこともあった。
そんな氏の新作が読みたくて探してみたがKindleになく、素朴に疑問だったのでTwitterで先生に問いかけてみた。
@kozysan 吐田家のレシピはKindle化の予定ありますか?
— 村上政司@てぶら編集長 (@sjmrkm) August 21, 2018
すみません、今のところ考えていませんので、むこう1、2年はないと思います。
— 渡辺浩弐 (@kozysan) August 21, 2018
お返事ありがとうございます。渡辺さんの作品は他もほとんど電子版が見当たらないのでお考えがあってのことと存じますが楽しみにしてます。子供の頃ファミ通の連載を毎週読んでいました。応援してます!
— 村上政司@てぶら編集長 (@sjmrkm) August 22, 2018
好きな作家の方から丁寧な返信をいただけて嬉しかったが、やはりKindle化はしばらく望めなそうだ。
「そんなに好きな作家なら本買えよ」という声も聞こえてきそうだが、それは主義の問題と矛盾する。
本はとにかく情報量の割に重くてかさばる。そして読み終わったらもう荷物でしかなくなるのだ。
iPad miniに何千冊も入る時代に、同じかそれ以上の重さの本をいまさら一冊持ち歩くことに、どうも抵抗がある。
だから安室奈美恵の引退ライブのブルーレイも同じ理由で買えずにいるのだ。どうしよう。