1997年にドコモで契約して以来、携帯電話のキャリアは10年以上同じだった。
2008年にiPhone 3Gがソフトバンク独占で販売されたため、それまでメイン回線だったドコモをサブにして、ソフトバンクをメイン回線にする2台持ち体制になった。
そこから6年ほどソフトバンクを使い続けたが、格安SIMを試してみたくて、2014年11月にIIJ mioへMNP転出。
いわゆる格安SIMと呼ばれるMVNOユーザーになったのである。
4年ほどIIJ mioのファミリープランを使い続けたが、どうしても昼間の通信速度低下に不満があったため、別のMVNOも試してみようと思い、今年の4月からDTI SIMに移行してみた。
ところが状況はさらに悪化。通信制限されてるわけでもないのに10Mbpsを下回ることも珍しくなかった。
僕はスマホがないと仕事にならないので、節約したせいで作業効率が落ちてしまっては本末転倒だ。
色々考えたが短期解約違約金を支払ってでも、ドコモへ戻すことにした。
後押ししてくれたのはこちらの記事。
今回ドコモを選んだ理由はいくつかあるが、まずは跋扈する格安SIM市場において、ランニングコストと通信品質のバランスを比較検討するのに疲れたこと。
速いと評判のUQ mobileなど、あちこち比べてみたい気持ちは今もある。しかしどの事業者も解約金が高いので気軽には試せないのだ。
次に、ランニングコストそのものの差が、昔ほど大きくなくなっていたこと。
今回契約したドコモの「ギガホ」は月6980円と、MVNOと比べれば当然高い。
しかし、家族がドコモ回線を使っていれば月1000円オフ、自宅の固定回線をドコモ光にすればさらに月1000円オフとなり、月4980円までおさえられる。
こうなると格安SIMの上位プランが3500円ぐらいだから、せいぜい2000円前後の差になる。
そして何より、スマホという生活の最重要デバイスを使う環境整備にお金を惜しむべきではないという考えから、1番安定したキャリアを選ぼうと思ったのである。
もちろん今後もMVNOの動向には注目しつつ、評判の高いものがあれば都度試してみたいとは思うが、軸になる回線は大手キャリアにしておいた方がラクだなぁと思った。